バイアグラ・ジェネリックの登場

バイアグラが特許切れになり多くのジェネリック医薬品が販売されている


特許切れの影響

バイアグラだけでなく、薬には特許権があります。先発医薬品の開発には巨額の費用がかかりますし、膨大な時間も投入する必要があります。そのため、化学構造や製造方法に対する特許権が認められているのです。特許権は原則的に出願日から20年が経過すると終了しますが、医薬品の場合には製造や販売の認可が下りるまでに時間を要するので、存続期間を5年間延長できることになっています。バイアグラは、すでに特許権を主張できる期間が過ぎているため、多くの後発医薬品が登場しています。バイアグラの特許権を持っているのはファイザー製薬です。EDの治療薬としては他にレビトラやシアリスなどが知られていますが、バイアグラの知名度は抜群です。そのためジェネリックと呼ばれる後発医薬品が乱発されている状況です。

価格が安い

ジェネリック医薬品のメリットは先発医薬品よりも価格が安いことです。開発費用がかかっていないため、先発品よりも大幅に安く製造できるためです。一般的にジェネリックは先発品よりも30%程度価格が低く設定されます。1錠1500円の価格のとき、1000円程度に安くなるのがジェネリックです。日本は後発医薬品の普及があまり進んでおらず、先進国のなかでの普及率は最低レベルに留まっています。厚生労働省の後押しによって、後発医薬品の普及が進められていますが、まだまだ安定供給できているとは言えない状況という専門家の指摘があります。

代表的なジェネリック品

EDの治療は元来保険の適用外です。そのためバイアグラそのものも他の医薬品に比較すると高額です。風邪をひいたから感冒薬をもらいに行こうというような気軽さでは利用できない価格でした。そのため、バイアグラのジェネリック品には期待が集まっています。主な製品として、東和薬品のシルデナフィルOD錠の「トーワ」やキッセイ薬品の「キッセイ」などがあります。どちらも専門クリニックなどの処方箋があって初めて処方される薬です。バイアグラは世界的に人気のある医薬品ですので、海外でも数多くの安いジェネリック医薬品が販売されていますが、多くは海外で認可を受けているだけで、日本では処方されません。入手するにはネット通販などを利用した個人輸入代行を利用しましょう。海外製品はバイアグラの主成分であるシルデナフィルクエン酸塩の含有量を高めたものが多くあります。